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ジスロマックは副作用が軽い抗生物質

2019年07月31日
悩んでいる男性

現代の医療に欠かせない存在が抗生物質です。抗生物質は病原菌や細菌などの微生物の発育や繁殖を抑える薬であり、これらを原因とした病気に対して、投与することにより治療をはやくすることができます。抗生物質の登場によって、病原菌や細菌を原因とする病気や怪我に対して、効果的に治療を促すことが可能になり多くの命が救われてきたものです。しかし、抗生物質が作用するものは細菌であり、ウイルスが原因の場合には効果がありません。また抗生物質を過剰に取り入れることは身体にとっては良くなく、特に腸内細菌に悪影響を与えます。腸内細菌は、消化器である腸の中に存在している細菌で栄養を吸収するための手助けを行ってくれているものです。もちろん、中には悪影響を与える菌も存在しますが、悪玉菌や善玉菌を含めて細菌に対しても抗生物質は効果を発揮します。このため整腸作用を助けているこれらの菌が少なくなると下痢や腹痛の副作用が現れることがあるものです。また投与し続けると耐性菌が発生するなど、現在では治療方法として多用されるべきものではありません。その一方で副作用が比較的少ないかつ安全な抗生物質の開発は進められており、そのひとつがジスロマックです。ジスロマックは主成分にアジスロマイシンが含まれた薬ですが、それまでの抗生物質と比べて服用しやすく、かつ副作用が少ないのが特徴です。従来のものは1日に3回か4回といった頻度で服用することが求められますが、ジスロマックでは、1日1回2錠を服用するだけで済ませることができ、また3日分の投与で7日間の作用が持続します。つまり、最初に3日間だけ使用すれば7日間の作用があります。これは主成分のアジスロマイシンの構造を工夫することによって行われるもので、抗生物質としての効果は従来のものと変わらないものです。またジスロマックは、抗生物質にありがちな消化器系への副作用の発生が、少ないことが臨床試験でわかっています。また服用する頻度が少ないことからその副作用に関しても翌日には回復していることが多いものです。これは消化器系の副作用は一過性のモチリン様作用によるもので、これは腸内の運動を活発にするホルモンが分泌されることで起こります。服用回数が少なく、かつ一過性の症状であるため、ジスロマックを服用して副作用が出てもほとんどのケースで翌日には症状が収まります。また、服用回数が少ないことで善玉菌に与える影響が少なく、整腸作用を阻害しないことも副作用が少ない理由です。